──今回はブラジル滞在中、けっこう定期的にブログを書かれてましたけど、あのアマラウっていう人はファイターなんですか?
サク ファイター……じゃない?
──素性がよくわからない(笑)。彼はああやって、いつもナンパをしてるんですか?
サク いや、ナンパじゃないっスよ。ただ通りすがりに「ワァーー!」って叫ぶだけの人……(笑)。
──アハハハハ! 単なる危ない人ですか。それと、柔術ルールで練習試合をしてましたけど、あれは向こうではよくやるんですか?
サク ああ〜! たまにやりますよ、あれ。でも、ルールがさっぱりわからない! それに時間も短いし。
──どういうルールなんですか?
サク ほら、柔術ってポジション取ったら何点、押さえ込んだら何点とかっていうポイント制なんですよね。ボクはそれをよく理解しないでやってるんですよ(笑)。
──道衣を着ての練習はけっこうやるんですか?
サク 道衣はたまにやりますね。
──けっこう道衣が似合いますよね。
サク あ、そうスか?
──ええ。似合うなあって思って。それとあとは、恒例の高橋選手の失敗談をください(笑)。
サク ああ〜。アイツ、サンダルを流されてたねぇ(笑)。
──あれ、デパートですか?
サク いや、アレですよ。向こうっていきなり夕方くらいになるとドバーッって雨が降ったりするんですよ。それで道は真ん中だけ盛り上がってて、左右の端に水が流れるようになってるんですけど。もうね、その端っこが川みたいになるんですよ。
──それ、とてつもない雨量ですね。
サク ええ。ホント、ドバーッって感じで降りますからね。だから道の端はほとんど川状態で。で、川みたいになってんだからピョンと飛び越えればいいのに、高橋はなぜかそこに足を突っ込んだんですよ!! 水がドバーッて流れてんのにですよ!? 激流ですよ!? それでオロオロしながらこっちのほうに歩いてくるから、「どうしたの? 忘れ物?」って聞いたら「サンダル流されちゃったんですよ」って。
──ぷぷぷっ!
サク 「ええっ、どういうこと!?」って(笑)。
──両足とも流されたんですか?
サク いや、片方はその辺に落ちてたんですよ。でももう「片方流されたからいいや」って感じでデパートの中に入ったみたいですけど。
──裸足でショッピングですか(笑)。
サク そう。で、そのへんにいた人達がみんな、高橋をすげえ不思議そうな顔で上から下まで見てるんですよ。もう爆笑しましたね。で、そのへんにいるブラジル人に「見てこれ〜! バカじゃん〜!」って日本語で盛り上げときましたけど(笑)。
──とても平成の世に起きた出来事とは思えないですね(笑)。
サク それで「とにかくサンダルを買わせてください!」って言うから、デパートの人に売り場を聞いたら、「サンダルは一番奥のコーナー」だって(笑)。
──じゃあデパート内をしばらく裸足でウロウロしてたと。
サク ハッキリ言って、バカですっ! だってアイツね、向こうに3週間いて、最終日の最後までホテルの部屋のドアを押すのか引くのかを間違ってましたからね。「お前、何回間違えんの!? 今日最終日だろうお前!」って。普通、ドアを開ける動作なんてカラダが覚えるじゃないですか? 高橋だけは……ホンットに付き合ってて飽きないです(笑)。
──でですね、このサイトでそんな愉快な高橋渉、佐藤豪則両選手の“異名”をファンの方から募集してたんですが、今日はその集計を持ってきたんですよ。
サク ほぉ(と、集計表を見る)。
──単刀直入に申し上げますと、佐藤選手は“百戦練ま”がほとんどでしたね(笑)。
サク そうでしょうね(笑)。あ……高橋はこの“オープニングファイター”でいいですよね。
──それに似たヤツで“前説”っていうのもありますけど(笑)。
サク “前説”……(笑)。佐藤のは漢字ネタばっかっスね。“漢字を知らない男”、“魔性の平仮名使い”……(笑)。
──みなさん、このサイト内だけでネタを拾ってくれた感じです。完全に両選手に関するファイターとしてのデータが少な過ぎますね(笑)。
サク “漢検白帯”ってのもいいですね。“ミスター横アリ”ってなんだろう……?
──単に9月の『HERO'S』が横浜アリーナで行なわれたってことだけだと思います(笑)。
サク じゃあ高橋の“環七の狼”ってなんですかね?
──たぶんあれですよ。高橋選手が環七で一時停止をしなくて白バイにキップを切られてるところを桜庭さんに見られたっていう。
サク ああ〜! そういうことか! ボク、見事に見ましたからね! 「うわ〜、誰か捕まってる」って覗いたら高橋なんですよ(笑)。練習に行く途中だったんですけど、着いてから「お前、ちゃんと一時停止をしないとダメだろう!」って言ったら、「ええっ!?」ってあせってましたね(笑)。ん〜……もう一気に決めちゃう! 高橋は“オープニングファイター”で! 佐藤は“漢検白帯”!
──かしこまりましたっ! それではファンの皆さん、もしかしたらこの“異名”が、どこかの大会のパンフレットに掲載されるかもしれませんから、お楽しみに!
サク いつも貴重なご意見をありがとうございます(笑)。
──そしてネーミングと言えば、この道場の名前は決まったんですか?
サク いや、まだ決まってない……。
──現在のところ、『桜畑道場(仮)』と名乗ってますけど、候補は頭の中ではいくつかあったりするんですか?
サク ええ。いくつかありますよ。
マネージャー丸山氏 ええっ? いくつもあるんですか!? 聞いてないですよ!
──丸山さんがあせっております(笑)。
サク いや、一個だけです! 今、一個に絞りました!(笑)。
──じゃあもう決まりじゃないですか。
サク いやあ、まだまだ……(ニヤニヤ)。
──不気味ですねえ(笑)。来年2月にオープンするみたいですね。
サク はい! できればですけど。
──全体的には気に入ってるっていうか思い通りですか?
サク ええ! でも、まだ細かいウェイトの器具とかが揃ってないですけどね。それはこれから徐々に。
──やっぱリングがあるといいですね。
サク ああ、そうですね。
──ジムのご発展をお祈りしております。それとあとは今日も着ていらっしゃる下柳(剛)さんとのコラボの……。
サク あ! スカジャン!
──ええ。このサイトのトップページにバナーが貼られてますけど。これはどういった経緯で作る事になったんですか?
サク たしか、誰かが……。
──えっ、桜庭さんとか下柳さん本人が言い出しっぺじゃないんですか?
サク ……下さんだっけ? 覚えてないですね!(キッパリ)。
──ちょっと!(笑)。
サク いや、……最初は「いっしょにTシャツを作ろう」ってなって、「それならスカジャンのほうがいいんじゃないですか」みたいな会話をしたような……。たぶん飲んだ席でそういう話になったんですよ。だからあんまり覚えてない(笑)。
──これ、何気にカッコいいですよね。
サク いいですよねぇ。
──お二人をイメージした猿と虎で。
サク ほら、うしろも柳と桜なんですよ。あ、たしか最初は「二人とも着れるようなものを一緒に作ろう」っていう話でしたね。
──あ、記憶が甦ってきましたね(笑)。とにかくこのスカジャンは桜庭ファンと下柳さんのファンの方は要チェックということで。
サク はい!
──そして大晦日なんですが、前回の柴田勝頼戦ではBOφWYの『NO.NEW YORK』で入場VTRを作りましたけど、今回のネタはもう決まりましたか?
サク はい。次はBOφWYじゃないんですけどね。
──なんですか?
サク ナイショ(笑)。でも、なんかちょっと実現に向けて支障が出てきたのでそこをどうするか……。
──あ、使うネタの関係で実現できるかどうかわからないんですか。
サク 「TBSだからいんじゃないのかな?」って思ってるんですけどね。
──あ! 今のはちょっとしたヒントですか!(笑)。
サク はい(笑)。
──TBS、TBS……『金八先生』とか、まさか舘ひろしさんと中身が入れ替わるとか……?(笑)。
サク これ以上は何も話しません!(笑)。まだやるって決まったわけじゃないし、当日楽しみにしてください。
──かしこまりました(笑)。現在、コンディションのほうはどうなんですか?
サク まだ、これからですね。
──素朴な質問なんですけど、よくブラジルのシュートボクセに練習に行かれてますよね。あれって、もちろんいい練習をするために行かれるんでしょうけど、海外へ練習に行くのって往復のフライトだけでかなり疲れませんか?
サク あ、疲れますよ。だから今回は帰ってきてから4日間くらい休みましたね。
──やっぱり疲れますよね。
サク ええ。前にそれで肺炎になっちゃったんですよ。せっかくいい練習をしてきたんだからって、ブラジルから帰国した次の日から練習をしちゃったんですよ。そしたら風邪ひいて……。向こうは暖かくて、こっちは寒いじゃないですか。それで風邪をひいちゃって、肺炎にまでなっちゃって。
──疲労で抵抗力も落ちてたんでしょうね。今回は4日間休んでみてどうでした?
サク 疲れが抜けますね。
──じゃあ、シュートボクセで仕上げたままの状態が保ててますか?
サク はい。なんせ今回は“みちのく最強決定戦”ですから(ニヤリ)。
──別名“東北大連立”ですね(笑)。
──それと、今回が年内最後のインタビューとなりますので、ちょっと早いんですけど今年一年を軽く振り返っていただきたいんですが。
サク ええ。
──今年『一番楽しかったこと』はなんですか?
サク シュートボクセでの練習ですね。
──あ、即答! 素晴らしいですねえ。じゃあジャンジャンいきましょう。『一番悲しかったこと』。
サク 悲しかったこと……なにがあるかなあ? ああっ! あった!! “右折禁止のマークが信号より先にあったこと”ですよ!
──それはひょっとして……。
サク それで右折したらお巡りさんが待ち伏せをしてて……(と、ガックリ肩を落とす)。
──キップを切られた、と(笑)。でも、信号の先に標識があったらわからないですよね。
サク でしょっ!? だったら信号の横に貼っといてくれよ〜って。
──いやあ、それは悲しいですねえ。あれって、わかりづらいから、お巡りさんもその場所で張ってるんですよ。そんなの、違反するのを待ってるんじゃなくて、未然に過ちを防ぐためにがんばってほしいですよね。
サク そうそう。交通ルールは守んなきゃいけないに決まってるんですけど、あそこはホンットにわかりづらい……(と、さらに肩を落とす)。
──いやあ、こんなに落ち込む桜庭さんを見るのは初めてですよ……。そして、高橋選手のことを怒る資格、ないです(笑)。
サク いや、しかもそこの交差点、ボクはいつも左折しかしないんですよ。たまたまその日、生涯初の右折をしたんです! そしたら捕まっちゃって……。
──1分の1だったわけですね(笑)。
サク そうそう! 100パーセントの確率ですよ! あ〜あ……悲しい……(笑)。
──イヤなことを思い出させてしまってすいません……(笑)。もうひとつ、イヤな記憶を呼び覚ましてほしいんですけど『一番怒ったこと』。
サク (間髪入れずに)ロス!!
──はや!!(笑)。6月の『Dynamite!! USA』ですか。
サク ロープの張り具合がゆる過ぎでしたよ、あのリング! だってこんなですよ!?(と、道場のリングで再現する)。しかも一本一本の張りが違うんですから! こんなですよ!(と、自らロープに絡まれる)。
──す、すごい格好だ……。それ、とても試合にはならないですね(笑)。
サク いや、すっごいゆるかったんだから! だから押し込まれちゃって! でもレフェリーが「動け動け!」って(笑)。「こんなんだから動けないよ!」ってアピールしてたシーンがありましたよね?
──ああ、ありましたね。
サク まっ、日本語で言っても通じないですよね(笑)。
──そういうことです!(笑)。それでは最後に全体を通して、2007年はどんな一年でしたか?
サク ケガがなくてよかったです。練習でもケガがなかった。前はケガだらけでしたからね。だから3ヶ月に一回のペースで試合ができましたね。よかったと思います。
──ケガもなかったですけど、ここ数年で今が一番コンディションがいいような気もします。
サク ええ。適度にストレス発散もできてるし。なんとなくトシを食ったなりの練習の仕方がわかってきましたね。
──あんまりガツガツやんないほうがいいんですか。
サク そうそう。ちゃんとカラダをあっためて、2時間の練習でも、2時間の中の20分間でもきっちり集中できればいいわけで。
──そして、それが毎日続けられたら。
サク はい。それで疲れたら、休む。それでケガも少なくなったのかなと思いますね。
──やっぱり選手にとっては、ケガをすることが一番つまらないことなんでしょうね。
サク そうですそうです。練習もできなくなるし。
──はい。とりあえず大晦日、そして来年に向けてがんばってください!
サク はい! ありがとうございました!■
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